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診断基準がポイント!「肥満症」「メタボリックシンドローム」

筋肉骨子こと、こっこ(@kinnikukokko)です。
本日は「肥満症」「メタボリックシンドローム」についてまとめていきたいと思います。

こっこ
こっこ
国試で基準値がよくでるよね

肥満・肥満症とは

肥満とは、体内の脂肪組織が過剰に蓄積した状態
肥満症とは、肥満の中で医学的に見て減量治療が必要な状態

こっこ
こっこ
同じだと思ってたけど、治療が必要かどうかの違いなんだね

肥満のメカニズム

余分なエネルギーはグリコーゲンとして肝臓に蓄積されるが、限界に達すると中性脂肪(トリグリセリド)として脂肪細胞に貯蔵され肥満となる

こっこ
こっこ
エネルギーの貯蔵が増大するんだね

分類

成因による分類

原発性肥満⇒基礎疾患なし。
二次性肥満⇒肥満を惹起する何らかの基礎疾患を有する場合。

こっこ
こっこ
大半は原発性だよ

脂肪蓄積部位による分類

内臓脂肪型肥満
皮下脂肪型肥満

先輩ナース
先輩ナース
内臓脂肪型肥満は糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の要因となり動脈硬化にもつながるのよ
こっこ
こっこ
そうなんですね。ちなみに内臓脂肪ってどこにあるんですか?
先輩ナース
先輩ナース
腸間膜(腸管を固定する膜)にあるのよ

肥満の判定

肥満の判定にはBMIを用いります。25以上が肥満とされます。
18.5~25未満が普通体重です。
調査で最も疾病合併症の少ないBMIが22であることからBMI22を基準として標準体重を出しています。

こっこ
こっこ
22ってよくきく~
先輩ナース
先輩ナース
じゃあBMIの計算式はわかる?
こっこ
こっこ
体重(kg)÷身長(m)2です

治療

1.食事療法
⇒体脂肪を減らすため摂取エネルギーを標準体重(Kg)×25(kcal)
2.運動療法
3.行動療法

先輩ナース
先輩ナース
看護師としては患者さんが自己管理できるように関わっていくことが大切だね

メタボリックシンドロームとは

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積を基盤とし、高血圧、高血糖、脂質代謝異常といった動脈硬化の危険因子が複数重責している状態

こっこ
こっこ
動脈硬化の危険因子がある状態なんだね

メタボリックシンドロームの診断基準

内臓脂肪蓄積 ウエスト周囲長 男性≧85cm 女性≧90cm

⁺以下のうち2項目以上

血清脂質異常 トリグリセリド値150mg/dl
HDLコレステロール値40mg/dl
高血圧 収縮期≧130mmHg
拡張期≧85mmHg
高血糖 空腹時血糖値≧110mg/dl
先輩ナース
先輩ナース
診断の目的は動脈硬化のリスクが高い人を見つけ生活習慣病の改善をし動脈硬化性疾患を予防することが重要だね
こっこ
こっこ
この数値覚えられない。。。
先輩ナース
先輩ナース
じゃあ私が学生時代に覚えた覚え方教えるわね
150から20ずつ引いていこう方式

150⇒トリグリセリド
130⇒収縮期血圧
110⇒空腹時血糖値
90⇒女性のウエスト
85⇒男性ウエスト・拡張期血圧
40⇒HDLコレステロール

先輩ナース
先輩ナース
85からは違うんだけど3つわかれば結構いけるわよ
こっこ
こっこ
いけそうな気がします!!!

まとめ

BMIの計算その数値がどういう状態なのか、メタボリックシンドロームの基準を抑えましょう。

BMIの計算
体重(kg)÷身長(m)2
18.5~25未満が普通体重。
22を基準として標準体重を出している。
25以上が肥満。
メタボリックシンドロームの診断基準

150から20ずつ引いていこう方式

150⇒トリグリセリド
130⇒収縮期血圧
110⇒空腹時血糖値
90⇒女性のウエスト
85⇒男性ウエスト・拡張期血圧
40⇒HDLコレステロール