筋肉骨子こと、こっこ(@kinnikukokko)です。
本日は「心室期外収縮」と「上室期外収縮」についてまとめていきます。
心室期外収縮(PVC)
まず期外収縮とは洞房結節以外場所から命令が出てしまう状態です。
今回は心室とついているので心室から命令がでてしまうということになります。
心室から命令がでるということはどんな波形になるかイメージしてみましょう。
まずP波ってなんでしたっけ・・?
では次にQRS波を考えてみましょう。
QRS波ってなんでしたっけ・・・?
まずQRSの正常な幅は3mm未満です。3mm以上をQRSが広いといいます。
ちなみに幅が狭いは3mm未満のことなので=正常ということになります。
正常ということはきちんと洞房結節から刺激がスタートして刺激伝導系を通っているということになります。
なので広い場合は、刺激伝導系を通っていないということになります。
今回の心室期外収縮も心室から刺激が出ているのできちんと刺激伝導系を通っていませんよね。
だからQRSの幅が広いのです。
正常の刺激伝導系を通っていないと同時に収縮するはずの右心室と左心室に収縮の時間差ができてしまうのです。
心室期外収縮
P波がない
幅の広いQRS波
期外収縮は通常、正常な収縮より早く収縮が起きるため心室に十分血液がたまっていないのに送り出されてしまいます。
送り出される血液の量が少ないため、脈拍は弱く触れたり、抜け落ちたりします。
ちなみに脈拍欠損とは、心拍があっても脈拍がないことを指します。
心室に十分な血液が無い場合、心室が収縮してもその波動が、末梢の動脈に伝わりません。
そうすると、脈が触れず脈拍が欠損します。
上室期外収縮(PVC)
正確には心房から発生する期外収縮を心房期外収縮、房室結合部から発生する期外収縮を房室接合部期外収縮といいます。
これを合わせて上室期外収縮とよんでいます。
ではまたP波から考えていきましょう。
そうです。正確にはP波っぽいのがあります。
P´波といわれるものでP波とは異なる形をしています。
じゃあQRS波はどうでしょうか?
上室期外収縮
P’波’ある
正常(3mm未満)のQRS波がある
QRS波のタイミングは早い
がむしゃらにこの心電図の特徴はP波がなくて、QRS波がどーで、こーでと暗記するよりも
ストーリーづけて考えるほうが記憶に残ると思います。
また心電図は現場でもつかうものなのでしっかりやって損はないとおもいます。